採用広報は会社にどのようなメリットが?広報担当になったら知っておきたいポイント4選

当記事では、採用広報の活動が会社に与えるメリットについて解説していきます。

この記事を読むことで、以下の理解が深まります。

  • 採用広報のゴールと行うべき理由
  • 採用広報が会社に与えるメリット
  • 採用広報を行っていく際の注意点4つ

「会社の認知度を上げて求職者の志望度を高めるにはどうしたらいいのか」

と悩むのであれば、採用広報についての理解を深めていきましょう。

採用広報とは、求職者に、会社で働くイメージを持ってもらえるような、社内の様子を積極的に発信することです。

採用広報に力を入れることで、より効果的な採用活動が期待できるため「採用力を高めたい!」と考える企業の多くが導入しています。

当記事では、このような採用広報のメリットや広報活動を行っていく際の注意点を解説していきます。

また記事の最後に、他社と差をつけ、効率的な採用広報を行う方法も解説します。

ぜひ最後までご覧ください。


採用広報の目的とは

採用広報の目的とは

採用広報を行なう上で、どのような人材を獲得したいのかを明確にし、採用広報を行う目的を設定することが必要です。目的を設定せず採用広報を始めてしまうと、思ったような成果や反響が得られない可能性が高まります。

極論を言うと「今後、人員不足などによる採用活動をしなくても良いように、社員の定着率を上げたい」というのが採用広報の目的とも言えるでしょう。

しかし、実際は離職しない人というのは実在せず、企業全体で毎年14~16%の従業員が離職しています。

できるだけ長く勤めてもらい、社内で活躍するところまで見据えて採用広報を行なっていくことが望ましいです。

そのためには、

  • 会社はどのような人材を必要としているのか
  • ターゲットとなる人材に会社に関心を持ってもらうためにはどのようにした良いか
  • ターゲットとなる人材はどのような方法で情報を収集しているか

を踏まえて取り組むことが大切です。

▼ターゲットとなる人材について考える方法は「ペルソナの設計」が有効です。以下の記事でペルソナについてご紹介していますので、ご確認ください。


採用広報に取り組むべき理由とメリット

採用広報に取り組むべき理由とメリット

採用広報に取り組むべき理由とメリットは、以下が挙げられます。

  • 会社の「今」を届けられる
  • 既存社員に会社の動きを知ってもらえる
  • 「共感」を得た採用活動ができる
  • 0円採用が実現できる

それぞれについて解説していきます。


①会社の「今」を届けることができる

採用広報では、会社のリアル、すなわち「今」の情報を発信しています。

例えば

  • どのような仕事をしているのか
  • どのような社員が働いているのか
  • どのような社内コミュニケーションがあるのか
  • どのような制度があり、どのようにつくられたのか
  • どのようなことに苦労して、どう乗り越えているのか

など、仕事内容や社内の雰囲気はもちろん、会社の魅力だけでなく、苦労したことも含めてリアルな情報を伝えることができます。

採用広報に取り組むことで、多くの人に会社の動きや社内の様子をリアルに感じ取ってもらえるため、採用活動に活かせるだけではなく、会社としての信頼や信用も築くことができるのです。


②既存社員に会社の動きを知ってもらえる

②既存社員に会社の動きを知ってもらえる

採用広報は、既存社員の目にも留まりやすく、帰属意識を高められる活動でもあります。

例えば

  • 会社が今まさにどんな動きをしているのか知ることができる
  • 今まで関わりのなかった他部署の社員のことを知るキッカケになる

と「今、こんなことをやっているんだ」「普段接点がなかったけど、こんな人もいるんだ」と、社員自身が会社のことや社内のことをさらに深く知ることができます。

それによって、会社の目標を知ることができ、自分たちが向かうべき方向も明確になります。採用広報を通して認識を合わせることが期待できるのです。


③「共感」を得た採用活動ができる

1つ目にお伝えしたように採用広報は、企業のリアルや「今」を発信していく活動です。

企業のリアルや「今」を発信することで、求職者は社内の雰囲気を想像しやすくなります。

入社後のイメージを抱きやすくなることにも繋がり「いいな」と思えることで、応募にも繋がりやすくなるのです。

採用広報を通じて情報を発信し続けることで、企業の取り組みに共感してくれる人の多くが、求人に応募してくれる可能性が高まります。

求人サイトに企業情報を掲載するやり方から、オウンドメディアで採用広報活動に切り替えるだけで、求人サイトへの掲載費が削減できます。

また、面接などで会社のことを1から100まで、すべてのことを話す必要がなくなるため、採用担当の工数も削減することができます。


④0円採用が実現できる

④0円採用が実現できる

例えば、エン転職やマイナビなどの求人メディアは求人情報を掲載するのにコストがかかる場合が多いです。

また、人事、採用担当者だけでなく、求人メディアの担当者とのやり取りも発生するため、費用、時間、労力といったコストも多くかかるのです。

その点、コーポレートサイトやSNSで採用広報としての情報発信をすれば、費用、時間、労力などのコストを大幅に削減できます。

外部の求人メディアへの掲載にかかっていた費用を、事業拡大にあてることも可能でしょう。


採用広報担当になったら注意しておきたいポイント

採用広報担当になったら注意しておきたいポイント

採用広報担当として活動する際は、以下の点を注意しましょう。

  • 長期的な視野を持って活動する
  • 役員クラスに広報の役割は理解されにくいと心得ておく
  • すぐに結果が出なくても継続していく
  • 「魅せる」のではなく「見せる」を意識する

それぞれ詳しく見ていきましょう。


①広報は長期的な視野を持つ

広報は、すぐに結果が反映される訳ではありません。

広報としての結果を実感するには、長期的な運用があってこそだと理解する必要があります。

中でも採用広報は、長期的な視野を持って取り組むべき会社のブランディング施策のひとつです。

長い期間、コツコツと情報を発信していくことが前提であり、次第に売上や業績につながるのだと理解しましょう。

将来的に、求人に応募してくれた人から「会社の雰囲気が自分に合っていると感じてエントリーしました。」という声もあがってくるでしょう。

目先の結果よりも、長期的な視野を持って活動していくことが大切なのです。


②役員クラスに広報の役割が理解されにくいことを理解する

②役員クラスに広報の役割が理解されにくいことを理解する

採用広報は役員クラスの人に理解されにくい部分があります。

なぜなら採用広報は、直接的に売り上げや業績につながらないためです。

しかし、会社の知名度や信頼度、メディア露出頻度などを上げていくには広報が欠かせません。

中でも採用広報の重要性を役員クラスに理解してもらうには、まずは、役員クラスの人の想いをインタビューしてみましょう。

役員クラスの人がインタビューを受け、広報としての役割を理解し、効果も実感してもらえれば、その他の社員からの協力も得やすくなります。


③継続が大切

採用広報の取り組みは、何よりも継続することが大切です。

始めることは一瞬でできますが、取り組み続けることは簡単なことではありません。

しかし、情報発信を継続していかなければ、会社のリアルや「今」を発信することはできません。

求める人材に、会社を知ってもらう機会も大幅に減ります。

更新されていない情報には、信憑性が失われてしまいます。古い情報として認識されてしまい、求職者の入社後のイメージをすることができません。

決して楽な業務ではありませんが、採用広報で情報発信は継続し続けることには意味があるのです。


④「魅せる」のではなく「見せる」を意識する

④「魅せる」のではなく「見せる」を意識する

会社を知ってもらうのに、魅力的に発信することは大切なことです。

しかし、魅力ばかりに囚われてしまうと事実と異なることを発信してしまう場合もあります。

採用広報の情報発信で大切なのは「よ〜く見せること」です。

目指すべきは「共感を生み出せる広報活動ができるか」という点を踏まえて行う採用広報です。

入社後のミスマッチやギャップを生み出す着飾った広報活動にならないよう気をつけましょう。

そのためには、

  • 失敗談
  • 会社の苦労
  • 今抱えている課題

などのマイナスだと思われる部分も、あえて発信していくのがポイントです。

魅力的な部分だけでなく「すべて丸見え」かのごとく、いい面も悪い面も発信していきましょう。

そうすることでより一層、会社に共感した人材のエントリーが増えるでしょう。


採用広報でお困りの場合は『Fanca』まで

採用広報でお困りの場合は『Fanca』まで

採用広報は継続することが何よりも大切で、メリットや注意点を踏まえた上で始めること自体はそこまで難しくありません。

しかし、従来の業務に加えて「採用広報で情報発信を継続していく」というタスクを行っていくことが難しい場合もあるでしょう。

その場合の解決方法として「採用に特化した広報支援サービスを活用する」という手段が挙げられます。

企業のファンをつくることを目的として誕生し、入社前後のギャップやミスマッチが課題になっている企業に向けて「よ〜く見せる」採用広報を行なっていくのが『Fanca(ファンカ)』です。

自社サイトで発信することはもちろん、認知度を向上させるための施策もご提案させていただきます。

魅力的なことだけでなく、苦労したこと、大切にしていること、課題と感じていることなども一緒に考え、発信していきます。

それらのコンテンツ(記事、写真など)を通じてユーザーに企業の内側をよ〜く見せることで

「熱意があって面白そう!」

「一緒に課題を解決したい!」

「応援したい!」

と共感してくれる人や、企業のファンになってくれる人を増やしていくことを目指しています。

それが当社の採用広報支援サービス『Fanca』です。

採用活動や、採用広報でお困りの方は30分の無料相談も行なっています。

お気軽に以下のリンクからお問い合わせください。

ファンを作る採用広報支援サービスーFanca

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