マーケティング活動をしていく際に、必ず必要になるのが「ブランディング」です。ブランディングというと、商品を販売する企業にしか必要ないと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にはすべての企業に必要になるのがブランディングであり、成功させれば採用活動においても大きなメリットがあります。
ただ、実際に自社をブランディングしようとしても、何から手をつけて良いのかわからないという人も少なくないはずです。
この記事では、ブランディングについて、役割とブランドを確立させる方法について紹介します。
目次
自社ブランドとは

自社ブランドとは、他社との違いを明確にするためのものです。たとえば同じパソコンを考えてみても、いろいろなメーカーが製造をしています。
そのなかでも、デザインや性能、名称やキャッチコピーなどを様々な違いがあります。それらを組み合わせ、自社の特徴を明確にしたものが自社ブランドです。
こうして自社ブランドを明確にすることで、「〇〇といえば、あの会社」といったイメージを持ってもらうことが可能です。
ブランディング戦略とは
ブランディング戦略とは、マーケットにブランドを認知させるための活動です。そのためにどのようなイメージを持たせたいかを具体化し、それに基づき戦略を立てていきます。
こうしてブランドを確立させることで、知名度を上げることができ、顧客から選ばれやすくする役割を持っています。
特に新規参入の企業や商品の場合、認知度を上げることが急務です。そこでもブランディング戦略が重要な役割を占めています。
ブランディングが成功すると?

ブランディングが成功すると、多くのメリットを享受することができます。そのため各社緻密なブランディング戦略を構築し、マーケットにおいて自社ブランドを浸透させることに注力しています。
特に新しい商品やサービスなどの場合には、知名度がないためブランディングが必須です。それは採用活動においても同じで、知名度が高いほど母集団形成や内定承諾につなげていくことへのハードルを下げることが可能です。
ここでは大きな2つのメリットを紹介します。
宣伝・広告費を抑えて集客することが可能になる
集客をおこなうには、多額の宣伝費が必要です。しかし、自社ブランドを確立させ、認知度を獲得していれば、そうした宣伝・広告費を抑えることが可能になります。
企業経営において広告宣伝費は高くなりがちですが、ブランディング戦略を進めることで、費用を抑える役割を果たすことができます。
採用活動においては、ブランド認知度を高めておくことで、母集団形成に繋がりやすくなります。そのため利用する求人媒体を減らすことができるため、宣伝費を抑えることが可能です。
顧客からの信頼(ロイヤリティ)を得ることができる
自社ブランドを浸透させることで、顧客からの信頼を得ることが可能です。一般的に知名度の低い商品や企業よりも、ブランドが確立している商品、企業の方が様々なイメージが湧きやすく購入や選択されやすくなります。
そのため顧客から信頼を得る、ブランディング戦略は重要な役割を持っています。
採用広報の活動でもブランドが認知され、信頼を得ることで、母集団形成はもちろんですが、その後の内定承諾を得やすくなるメリットがあります。
入社する企業を決める際には、「どのような企業なのか」ということも大切になるため、信頼を得ているほど結果的につなげていくことが可能です。
ブランディング戦略の方法

ここまでブランドの役割とそのメリットについて紹介してきましたが、実際にブランディング戦略を進めるには、どのような方法があるのでしょうか。
次にブランディング戦略の方法についていくつか紹介していきます。
ターゲット・ポジショニングの選定
「ターゲット・ポジショニング」とは、他社との違いを明確にすること、そしてターゲット層はどこかを明確に決めることです。ブランディング戦略において、最も重要な役割があるので、時間をかけておこなうことが大切です。
自社ブランドの強みを見誤った場合には、他社との差別化ができず、マーケットでシェアを獲得することができません。また、ターゲットを見誤ってしまった場合には、自社の強みが響かず、シェアの獲得に繋がりません。
つまりブランディング戦略を進める際に、最も重要な役割を果たすのが、ターゲット・ポジショニングの選定になります。
ブランドアイデンティティを決める
「ブランドアイデンティティ」とは、自社のことをどのようにイメージしてほしいのかを明確にし、はっきりと言葉で説明できる状態にすることです。
自社のターゲット・ポジショニングを選定しても、それを顧客に伝えることができなければ意味がありません。そこで自社の強みや持ってほしいイメージを言語化し、共通認識にする必要があります。
この共通認識がブランドの役割を果たします。
ブランドアイデンティティを明確にするには、社内でしっかりと共通認識を持たなければなりません。
具体的には、「どのようなイメージを持ってほしいのか」「どのような価値を提供したいのか」ということについて議論し、言語化をしていきます。
メディアを利用して宣伝する
ターゲット・ポジショニングを選定し、ブランドアイデンティティを明確にしたら、メディアを利用して宣伝していきましょう。
どれだけ優秀なブランドを設定したとしても、それを世間に認知してもらえなければブランディング戦略の成功とは言えません。
これまでの項目は、ブランディング戦略における土台の役割を果たし、メディアを利用して宣伝することで、その土台を活用していくことができます。
メディアには、テレビCMやネット広告、新聞広告や雑誌広告など、様々な媒体があります。最近ではTwitterやInstagramなどのSNSに広告を掲載する企業も増えています。
こうした媒体にはそれぞれの特徴があるため、自社の強みやターゲットに合致するメディアを選定することが重要です。
ブランディングが成功する鍵は事前調査
ブランディングを成功させるためには、事前調査を欠かすことはできません。大前提として、自社の強みや弱み、ターゲットを選定することはもちろんですが、競合他社の動向や市場のニーズを把握することも重要です。
自社を把握することはブランドを確立させるために重要な役割を果たしますが、競合他社の動向や市場のニーズを把握していない場合には、求められているものと乖離したものを打ち出してしまう可能性もあります。
そのため、ブランディングを成功させるためには、戦略を立てるだけでなく、事前調査を徹底していくことが大切です。
まとめ
ブランディング戦略は、企業の存続や発展に欠かすことができないものです。ブランディングに成功すれば、宣伝費を抑えたり、顧客からの信頼を得られたりするなど、多くのメリットがあります。
それらは採用活動においても同じで、企業のブランド化を推進することができれば、母集団形成や採用内定率の向上に大きく寄与します。少子高齢化や働き方改革の推進により、今後の働き方はこれまで以上に変化をしていくと考えられます。
そのような中でも、しっかりとしたブランディング戦略を構築し、企業をブランド化することができれば、安定した成長をもたらしてくれるでしょう。それだけブランドの役割は大きいものになっています。
今回の記事を参考にしながら、自社のブランド化を推進してみてはいかがでしょうか。