採用広報がスタートアップ企業になぜ有効なのか

採用広報の重要性は日に日に増しており、これまで導入していなかった企業でも徐々に導入するようになってきています。

それは業界問わず、さまざまな企業にとって大きな変革になりますが、それと同様にスタートアップ企業にも採用広報が欠かせません。

今回は、採用広報がスタートアップ企業になぜ必要なのかを解説していきます。

採用広報の目的

そもそも採用広報の目的とは、企業情報の拡散により、企業の認知度を向上させること、そして企業の価値観の共有にあります。

これまで採用活動というと、求人媒体に求人広告を掲載するいわゆる「待ちの採用」が主流でした。

求人媒体以外にも、紹介会社の利用も挙げられますが、自社以外の企業に勤めるエージェントに対応を任せることになるため、質の問題や自社の魅力等をしっかりと伝えきれないという問題がありました。

それらによって、応募者が集まらず母集団形成ができないことや、ミスマッチによる早期離職につながるなど、さまざまな弊害が起こっていました。

そもそも母集団形成ができないと、人材を見抜いたり、選んだりすることができません。母集団形成ができていれば、数名の中から特に優秀な求職者や自社の求める内容に合致した求職者を採用することが可能になります。

応募者を集めることが目的ではありませんが、母集団形成ができることによるメリットは非常に多くなります。

そのため採用広報が生み出すメリットは、採用活動にとっても非常に大きいものであると言うことが出来ます。

スタートアップ企業になぜ採用広報が必要なのか

スタートアップ企業になぜ採用広報が必要なのか


採用広報の重要性は、上記でも述べた通りいくつもあります。それはスタートアップ企業にも欠かせないものになります。

そもそもスタートアップ企業とはなんでしょうか。スタートアップ企業とは、一般的に企業形態を指すものではなく、これまでにはないようなビジネスモデルを開発する企業を指します。

多くの場合、創業から2〜3年の企業がスタートアップ企業と言われています。アメリカのシリコンバレーから使われ始めた概念であり、主にインターネットを活用したIT企業になります。

そのような企業だからこそ、採用広報が必要だと言うこともできます。なぜならそうした企業の多くは認知度も低く、価値観の共有もできていません。

そうした結果、思うような採用活動が出来ないことが多いからです。

いくつもあるスタートアップ企業に採用広報が必要な理由の中から今回は、「企業の認知度を向上させる」「企業情報の拡散」「企業の価値観の共有」を解説します。

企業の認知度を向上させる

まずは、企業の認知度を向上させることがあります。

スタートアップ企業の場合、認知度が低い場合が多いため、まずは認知度を向上させる必要があります。

採用広報であれば、TwitterやInstagramなどのSNSや自社ホームページなどのオウンドメディアを利用するため、これまで求人媒体を利用してきた情報発信とは大きくことなります。

求人媒体では文字数や写真の配置、入力する項目など、さまざまな規制やフォーマットがあるため、自由な情報発信が出来ませんでした。

そのため企業の認知度を向上させることにはなかなかつながりませんでしたが、採用広報ではそれらを避けることが可能です。

そのため効率的に活用して、企業の認知度を向上させることが必要です。

企業情報の拡散

次に、企業情報の拡散があります。スタートアップ企業では、いかに多くの企業情報を拡散できるのかにより、認知度にも差が出ます。

企業情報を拡散することにより、これまで知られていなかった会社の情報を知ってもらうことができるだけでなく、社員のモチベーションを上げることにも繋がります。

情報が拡散され認知度が高まれば、それだけでもやりがいにつながります。そうしたメリットを得るためにも、企業情報の拡散は大切です。

企業の価値観の共有

最後に、企業の価値観の共有です。企業の価値観を共有することで、ミスマッチによる早期離職を防ぐことが出来ます。

企業の価値観は、各企業によって非常に分かれるものです。

そのため、実際に働いてみないとわからない場合が多いですが、それゆえ事前に知りたいという求職者も多くいます。

そのため企業の価値観の共有をしておくことは欠かせません。

採用活動と企業ブランディング

採用活動と企業ブランディング


採用活動には、企業ブランディングも欠かせません。

採用広報によって企業情報の拡散や、それによる認知度の向上が期待できますが、それには企業ブランディングも大切です。次に企業ブランディングについて解説します。

企業のブランディングとは

企業ブランディングを簡単に解説すると、企業をブランド化するということです。

企業をブランド化するといってもピンとこない人もいるかと思いますが、実は多くの企業がブランド化されています。

たとえば、「アップルといえばiPhone」や「シンプルでおしゃれといえば無印良品」などが挙げられます。

このように「◯◯といえば◯◯」というように、一つの情報から企業をイメージすることができる状態にすることを、企業のブランド化と呼びます。

本来はマーケティングにおいて、商品イメージを確立することをブランディングとよんでいましたが、より大きい概念に当てはめ、そして採用領域にも活かすことができると考え、応用されました。

それにより採用活動においても企業のブランド化が導入されるようになりました。

認知度の向上がブランディングではない

しかし、認知度の向上がブランディングというわけではありません。

ブランディングとは、「◯◯といえば◯◯」のように一つの情報から企業を連想することができるようになる状態を指します。

そのため、認知度の向上とはやや異なります。

考え方としては、ブランディングにより企業のイメージを作り上げ、それを採用広報による情報発信によって認知度の向上を図るという流れになります。

採用広報を通じて企業の価値観やアイデンティティを知ってもらう

企業のブランディング化により、イメージを確立することができたら、その次に採用広報によって企業の価値観やアイデンティティを知ってもらうことが大切です。

採用広報は非常に効果のある手法ですが、それ単体ではなく、企業のブランディングと合わせて利用することにより、最大限の効果を得られるようになります。

そのため、採用広報を活用するには企業ブランディングもセットで活用すると考えると良いでしょう。

まとめ

今回は、採用広報がスタートアップ企業になぜ必要なのかを解説してきました。

採用広報はいまや多くの企業が取り入れていますが、それはスタートアップ企業にも欠かせないものになっています。そして採用広報を最大限活用するためにも企業のブランディングが重要です。

今回の記事を参考に、自社の採用広報を見直してみてはいかがでしょうか。

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松尾優希

松尾優希

片田舎に住むマーケティングディレクターであり2児の父。スーパー戦隊シリーズとウルトラマンシリーズ、ウイイレ、無双シリーズが大好き。カフェインとカロリーが好物。

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