みなさんこんにちは!ぽーです!
10月にペイクスに入社したのですが、初日に田島さんが東京から名古屋まで来てくれました。
田島さん!Welcome名古屋です!!!
そんな私の入社後の初研修はペイクスのメイン事業である採用広報支援サービス『Fanca(ファンカ)』について。
田島さんとりか姉から『Fanca』のこれまでとこれからを教えてもらいました。
みなさんにも『Fanca』のことをもっともっと知ってほしい!
そんな想いから私の研修内容を記事にしました。
私の入社と同時にペイクス名古屋(愛知)支店ができました!金山駅にあるコワーキングスペースのvoltageさんを利用させていただいています。
素敵なオフィスの紹介はまた次回のペイカツで!
目次
『Fanca』のはじまり
そもそも『Fanca』とは?
ペイクスが提供する、採用に特化したインタビュー記事制作サービスのことです。
会社の文化、制度、社員紹介などのオリジナルストーリーを取材し、記事として発信します!
特徴は、会社を「良く魅せる」のではなく「よ〜く見せること」!
会社の魅力を可視化することで、求職者は応募前にリアルな会社の雰囲気やイメージをもつことが可能になり、カルチャーフィットした人材を採用することができます。
また、インタビューを通して改めて自社の魅力を再認識することで、既存社員の会社に対する満足度の向上も期待できます!
採用広報支援サービスを始めようと思ったきっかけ
ぽー
そもそも『Fanca』を始めるきっかけは何だったんですか?
たじ
ペイクスを設立する前は、建築ベンチャーの会社で人事責任者とWEBマーケティング責任者を兼任していたんだ。
そこで2018年頃から採用広報に取り組み始めたんだよね。
(その経緯はこちらの記事から)
当時、採用を任されていたのが、現ペイクスメンバーのぴーとほぼペイクスの玲子さんだったんだ。
最初の年はそこまで力を入れていなかったから効果はあまり出なかったんだけど、採用広報を継続していくと、求人媒体からよりも自社サイトからの直接応募が増えてきたんだよね。
3年後には、年間での応募数が200名を超えたんだ。
結果的に採用コストも約3分の1に削減することができた。
その経験を経て採用広報はやっていいことしかないって気付いたんだ!
ぽー
確かに、自社サイトからの直接応募も増えて、コストも削減できて!
いいことしかないですね!
たじ
いろんな経営者と話をすると、「採用ってすごく重要だけど、自社にマッチした人を採用するのに苦労している」という声が多かったんだ。
どの会社も採用の重要性を理解しながらも、いい人材がなかなか採用できていなかったんだよね。
じゃあ「採用に成功している会社ってどんな会社なんだろう」と調べた時に、成功している会社は共通して、採用領域での広報活動をしっかりやっていたんだよね。
そこで広報活動をしっかりやっている会社とやっていない会社の違いを改めて実感したんだ。
その後、ペイクスを設立したのをきっかけに「これをサービス化しよう!」と思ったんだよね。
前職で採用広報をやっていた実績もあるし、実際に多くの経営者から採用で困っている声も聞いていたから、このサービスで救えると思ったんだ。
ぽー
そんな背景から『Fanca』が動き始めたんですね!
前職での採用広報の実績
ぽー
前職では具体的にどんな採用広報をしていたんですか?
たじ
最初は今とは違って、見栄を張って自社を良く魅せる広報活動をしていたんだ。
安易な考え方だけど、人がたくさん辞めちゃうから、その分たくさん採用をすればいいと思っていて、自社のいいところだけをバンバン打ち出していったんだよね。
その結果たくさん採用できたんだ!
「やったじゃん!!」って思ったんだけど、でも入社後にやっぱりみんな辞めちゃったんだ。
結局たくさん採用しても辞めちゃうから、現状から何も変わらなかったんだよ。
ぽー
田島さんも採用に苦戦していた時があったんですね。
そこからどう良くしていったんですか?
たじ
困っていた時に「 インナーブランディング」っていうのを知ったんだ。
ホームページをカッコよく魅せるようなアウターブランディングだけに力を入れるのではなくて、社内向けのブランディングをしっかりしていく。
例えば、
- 社内制度を整える
- 福利厚生を充実させる
- 評価制度を整える
- 理念を浸透させる
そういうのがあるって知ってやり始めたんだ。
そうすると次第に社員の会社に対する満足度も上がって、離職率もどんどん低くなっていったんだよね。
社外に発信している内容と社内の現状にギャップがなくなることによって、採用がしやすい状態になるってことに気づいたんだ。
じゃあもっと詳しく社内のことを発信していこう。
そうしたら求職者は入社する前にその会社のことをよ〜く知れて、自分が求める会社像に合うか合わないかを自己判断できる。
会社側もすでに発信している情報については「全部知ってます」という人が応募してくれたら、面接の限られた時間を候補者をじっくり知ることに注力できて、いいなと思ったんだ。
ぽー
実際に効果はどうでしたか?
たじ
社内の様子がみえる記事や社員インタビュー記事などを毎月3本くらいのペースで更新し続けたら、望んでいた通りに「面接で自社に詳しすぎる人=ファン」に出会うこともできたんだ。
面接で僕以上に会社のことを話してくれて「そんなことあったっけ?(笑)」と聞くと「ブログに書いてありました!」っていうんだよね。
スゴイよね!
ぽー
それはスゴイですね!まさに採用広報のおかげですね!
『Fanca』リリースまで
ぽー
『Fanca』はりか姉とちーちゃんの2人でサービスを立ち上げたんですよね!
りか
そうです!田島さん、なぜ私たちに任せたんでしょうか?
まだその時は入社2ヶ月目とかで、「何?サービスなんて作ったことないよ!」って内心焦っていました。(笑)
たじ
自分が作ったサービスって本当に子どもみたいな感覚で、可愛くてしょうがないんだよね。
「多くの人にこのサービスを知ってもらいたい、利用してもらいたい」という気持ちが高まって、リリースしてからもサービスの成長のために尽力できる。
サービスを作った人にしか味わえないこの感覚を2人にも体感してほしかったんだよ。
りか
なるほど、そんな田島さんの意図があったんですね。
たじ
あとはその時2人はまだ新卒2年目だったよね。
別に本当は自分で作ってもよかったんだ。
でも設立1年目のスタートアップに転職した2人には、「できなくてもまずやってみる」というフットワークの軽さで、一生懸命に考えて苦しんで一人前になっていく成長の過程を自分で実感できるようになってほしいという想いもあった。
だから2人からの「ヘルプ!」がない限りは、何も口出ししなかったんだよね。
りか
田島さんが作っていたらもっと早くリリースができたと思うんです。
それを近くで見てどう思いましたか?
遅いなって思っていましたか?(笑)
たじ
遅いなとは思わなかったよ!(笑)
ただ、自分たちの知っている世界だけで完結させようというか、見えていない世界を見ようとしていないなとは思った。
りか
確かに途中で視野が狭くなってしまった時期がありましたね。
『Fanca』はたくさんある採用広報支援のひとつでしかないのですが、採用広報=記事作成という概念に縛られてしまい、そこから抜け出すのに苦労しました。
たじ
2人に採用広報の知識がつくにつれて、採用広報を知らない人を置いてきぼりにしてたよね。
りか
前職の上司に営業ロープレのお願いした時に、「採用広報ってそもそも何?」「Fancaの強みってどこ?」って聞かれてハッとしたのを覚えています。(笑)
そのほかに、リリースまでのことで何か印象に残っていることはありますか?
たじ
りかがロゴ作成の時にやたらメガフォンにこだわりがあったのは覚えてるよ。
サービス資料の作成もめっちゃ悩んでたよね!そんなに悩むかなって思ってた。(笑)
りか
めっちゃ懐かしいです。(笑)
サービス資料を作るのも初めてのことだったし、正解がなくて悩みました!
今となってはいい経験ですね!
営業がうまくいかない半年間
りか
リリース後の営業も苦労しましたね。
メール営業やビジネスSNSを活用していましたが、なかなか受注まで辿り着けませんでした。
田島さんはどう感じていましたか?
たじ
それは確かにそうだね。ちょっと甘く見てた部分があったなと感じているよ。
自分の中で「採用広報って必要だ」「だからみんな絶対興味持ってくれる」って思い込んでいたんだよね。
「いいね」と言ってくれる人は多かったのに、なかなか導入に至らなくて、採用広報の必要性を本当に理解してもらうのに苦労した。
ぽー
そこから何か変化はありましたか?
たじ
採用広報という言葉がまだまだ浸透していないことも痛感して、サービスの売り込みよりも先に、採用広報の必要性を理解してもらうことから始めなければいけないと感じたんだ。
だから今はオンラインセミナーを開催して採用広報について基礎から発信しているよ。
「採用広報を知っている」という企業には、まず自社で運用するにはどうしたら良いかをアドバイスしている。
「採用広報をやりたいけど自社で運用するリソースがない」という企業に『Fanca』を利用してもらいたいなと思っているんだ。
失敗があったからこその気づきがあって今があるなって思っているよ。
Twitter運用がセットになったプランを開始
ペイクスメンバーのTwitterアカウントはこちら
ぽー
『Fanca』には記事作成だけではなくて、Twitterの運用もセットになったプランがありますよね!
そのきっかけは何だったのでしょうか?
たじ
『Fanca』で支援しているインタビュー記事作成は、応募促進にはとても効果的だけど、そもそも認知拡大のフェーズで母集団形成に悩んでいる企業へのサポートが弱かった。
そこで注目したのがTwitter!
その母集団を増やすためにはどうしたらいいのか考えた時に、広く認知してもらうにはやっぱりTwitterだなって気づいたんだ。
ぽー
なぜ認知拡大にはTwitterがいいのでしょうか?
たじ
ペイクスメンバーも会社の認知度向上のために、入社したときからTwitterを始めていたんだ。
みんなでセミナーを受けたり交流から得た情報を持ち寄って、トライアンドエラーで運用ノウハウを貯めていったよね。
初期メンバーがTwitterを始めて1年後、ぴーとどんが入社して、運用ノウハウをもとにTwitterを始めたら瞬く間に急成長したんだ。
もちろん2人のポテンシャルもあるけど、メンバーの勢いが増したことでペイクスという社名を広めることができたと思っているよ。
ペイクスのような2期目の小さな会社がTwitterを通して少しずつ知ってもらうことができているのだから、やっぱりTwitterは企業の認知拡大にはうってつけだと感じた。
りか
ちーちゃんが広報交流会に参加したときに「あのペイクスさんですか?」とTwitterを通じて知ってもらえていたと話していて、認知度が高まっていることを実感しましたよね。
たじ
そんなペイクスメンバーのTwitterが好調になるにつれて、Twitter経由での応募が一気に増えたよね!
Twitterで見つけてもらって、そこからホームページにきてくれて、採用広報ブログのペイカツを読んで共感してくれて、カジュアル面談につながっていく。
この一連の流れを自社で作ることができたんだよね。
りか
ぽーさんもその1人ですね!
お互いにフォローしあっていない状態からペイクスを見つけてくれて、Twitterの拡散力のすごさを実感しましたね。
たじ
このペイクスでの成功体験をサービスに組み込もうと思った。
まずは、会社の存在を知ってもらうためのTwitter運用、それから共感・応募してもらうための採用広報コンテンツ制作の掛け合わせを「勝ちパターン」と名付けてサービスを加速させていったね。
りか
ペイクスのTwitter運用って他社の運用方法とはちょっと違いますよね?
たじ
一般的なSNS運用って「まずはフォロワーを増やしましょう」と、成果指標が”フォロワー数”になっていることが多いんだよね。
でもペイクスの成果指標は「いいね数」。
なぜかというと、採用に特化した「共感アカウント」を作りたいから。
ぽー
認知拡大にはフォロワー数を増やすことが重要だと思っていました!
たじ
フォロワー数を増やして認知度を拡大できたとしても「もっと知りたい」と思ってもらえなかったら、採用を促進するアカウントとして意味がないと思うんだよね。
求職者目線で考えると、「その会社が自分に合うかどうかが知りたい、見極めたい」と思いながら企業を探しているからこそ、見極めるためには「共感」が大切なんだ。
その会社のどこに共感できるか、できないかと自分の価値観に照らし合わせていくからね。
ペイクスの定義では「共感=いいね数」。
決してフォロワー数ではないんだよね。
ぽー
だからみんなで共感されるアカウントを目指して運用しているんですね!
たじ
あともうひとつ理由があって、いいね数が多いツイートは「おすすめのツイート」として、フォローされていないアカウントのTLにもツイートが表示される仕組みがあるんだ。
だからペイクスのことを知らなかった人にも知ってもらうチャンスがあるんだよね!
ぽー
なるほど、そんな仕組みがあったとは知りませんでした!!
たじ
だからフォロワーは少なくても「いいね」を増やして共感してもらう。
これが採用に特化したTwitterアカウントの運用方法だとペイクスでは考えている。
Fancaの課題と今後の展望
ぽー
田島さんが感じている『Fanca』の課題はありますか?
たじ
もっと良くできるなって感じている部分があるよ。
天井がわからないって感じが近いかも。
ぽー
それはどういう時に感じるのですか?
たじ
サービスの質もまだまだ満足しているわけではないから、もっと良くしていきたい。
あと、多くの人が採用広報って直接売上にインパクトがないって思っているから、そこに積極的にコストをかけたがらないんだ。
そこを、「採用広報=ペイクス」っていうイメージを確立してペイクスに頼んだら間違いないっていう状況を作りたい。
それで採用広報をもっと多くの企業に広めていきたいと思っているよ。
たじ
あとは『Fanca』での実績が圧倒的に足りないなと感じてる。
もっともっと積み重ねていきたいよね。
ぽー
今後の展望はありますか?
たじ
採用広報ってとても幅が広いんだ。
今はその広い領域の中で記事作成やSNS運用などのパーツごとに案件をいただいている。
今後は採用広報の領域を全部任せていただいて、その中でそれぞれのパーツでしっかりと効果が出るように支援していきたい。
ぽー
ちょっと難しいですね。
採用広報の領域をまるごと支援していくということですね!
たじ
じゃあカレーで例えると、今はお客様から「おいしいじゃがいも知りませんか?」って言われて、「北海道のじゃがいもが貴社にはオススメです、これどうぞ。」って渡している感じ。
それを、おいしいカレーのレシピを作るところから携わりたいんだよね。
人それぞれ好きなカレーが違うように、採用広報も会社によって課題が全く違うんだ。
それを上手に作り上げていくのが理想だよ。
ぽー
イメージができました!
では、それを実現していくためにはどうしたらいいのでしょうか?
たじ
採用広報は経験と知識があって成り立つもの。
それをアウトプットしてサービスに落とし込んでいくのが難しいなって思っている。
私だけではなくて、メンバー全員がサービスを提供できるようにしなければいけないからね。
いずれはメンバー全員が採用広報の設計を1からできるようになるのが、『Fanca』というかペイクスの目標でもあるね。
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田島さんとりか姉から話を聞いてFancaの辿ってきた軌跡と展望を知ることができました。
私もペイクスのことをTwitterで見つけてペイクスの事業に共感し、応募をしました。
詳細のペイクス入社までのストーリーはこちらから。
自分で採用広報を体験しているからこそ、採用広報の凄さを実感していますし、人事の経験から採用広報を自社で運用していくことの難しさも実感しています。
だからこそ、手前味噌ながら『Fanca』って素敵なサービスだと改めて実感しました。
その企業の魅力を発掘するところからお手伝いして、記事作成代行やTwitter運用など、そのほかにもまるっと企業の採用広報を支援できるんですよね。
もっともっと多くの方に『Fanca』を知っていただけるようにしていきたいですし、もっと「いいね」と思っていただけるようにサービスのブラッシュアップをしていきたいと思います。
『Fanca』のサービスについてもっと詳しく知りたいという方はこちらまで!
『Fanca』やペイクスの事業に共感した、私も力になりたいという方はこちらから!
カジュアル面談にてお待ちしております!